鰤切手

旧初めての理系編入。編入から無職まであなたのお供をします。

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今すぐ研究室の無償ボランティアをやめろ

たまにはいろんなところから批判が飛んできそうな記事でも

 

お品書き

 

  

経緯

人数が多い研究室に配属されると「~係」というものに配属されます。研究室に研究しに行くはずなのに。

やらせる理由として研究室の先生の作業を減らしたい、っていうのがあると思います。逆を返せばそんな雑用をしているほどの暇が先生たちにはないってことでしょうか。

 

前いた研究室は共同プロジェクトの一環で他の研究室の手伝いということでお金を貰えていたのもあったので全然不満はなかったです、あと秘書と研究補助の方がいたのでちょっとした雑用はやっていただいてた。やったこととしては研究室紹介のプログラムを書いてくれとか文化祭の出し物手伝えとかです。今も前の教授から実験の協力してくれとか(僕も実験協力を依頼したりしてる)特に仲が悪くなったりということはありません。

 

過去の話はこの辺にしておきます。話を本題に戻しましょう。

 

研究室には前々からおかしいなと思っていたことがあって(過去の編入体験記をご覧ください)、一度爆発して研究室に行かねぇってなったんですけど再発しかけているので考えをいったんまとめたいという思いで書きました。

 

 

学費を払っているのに研究室の無償ボランティアをしないといけないという現状をどう思いますか

 「しょうがないことじゃない?」っていうのが大半の人の回答。いや、なんでしょうがないで済ますのさ、俺たちは研究しに大学に来ているんだよ。面倒を見に来ているんじゃないぞ。言い過ぎかもしれないですけどその「しょうがない」のせいでブラック企業が蔓延しているんじゃないの、「みんなやってるからしょうがないこと」でこうなったんでしょ。

 

話が脱線しすぎた、今いる研究室で何をやらされているのかというと

・飲み会係

・ドライブ整理係

・研究室の説明

・掃除

 

・・・研究させる気あるのか・・・。

本来僕たちは学費を払って指導教員に研究の指導を頂いたり、大学、研究室の設備を使わせてもらっているはずです。なのになんで研究室の世話をしなきゃいけないんだよ。

 海外のある国では学費免除どころか給料もらって研究して、しかも研究室の雑用をしなくていいらしいですね(雑用をする人を雇っているんだとか)、どこかの日本は世界と戦う研究者を作る(超うろ覚え)と言ってましたがもうこの時点で日本の敗北だ敗北。

 

 

何が言いたいのか

学生が学費を払っているのに研究室の面倒を見なきゃいけないという状況はこのままだと永遠に続く気がする。むしろエスカレートしていって、経費削減のために学生に仕事をさせようというっていう最悪のシナリオだって考えられる。

ここまで事態が進んでしまった以上打開する方法としてみんなで一斉にやめて混乱を起こすぐらいな極端なことをしない限り研究室も大学も国も動かないと思うからみんな今すぐやめましょう、混乱起こしましょう。それか見たいことないけどボランティアが一切ない研究室にみんなで移動するとか。

これだけ発言した以上、僕は研究室の購買部では買い物はしない、研究室の人を手伝わせることはなるべくさせない、どうしてもさせることになった場合指導教員を呼ぶか(学費を払っている以上これは問題ない)、何かしらの研究の手伝いをする。ぐらいのことはやる。代わりに研究室の無償ボランティアは全部しない。

僕一人で変わるとは思わない、けどこの記事を読んで研究室の無償ボランティアやめようと思ってくれた人がいてくれれば幸いです。

 

 

Q&Aコーナー

Q.たかが一日とか30分でしょ?

A.学費を払っている学生にボランティアをさせるというのが問題だと考えていて時間の話ではない(給料が出てて最低賃金が下回ってるというのであれば話は別だけど)。

 

Q.そういうお前は海外の人間並みに研究をしているのか

A.俺は研究をしに大学に行っているのであって海外の人並みに研究するかどうかは別のお話。福利厚生、給料が違う会社の人達に「お前はあの会社の人達並みに成果を残しているのか」と聞いているのと一緒だと思う。成果を出せるような環境を作るのが上の人の責任と考えてる。

 

Q.じゃあ大学院辞めるなり海外の大学院行けば?

A.単純に語学力がないので日本で研究するのが精一杯ってのと、ここでやめた後のことと、卒業することを天秤にかけたらストレスにならないよう残りを過ごして卒業した方がいいと考えてる。

 

 

書いているうちに気づいたら日本の研究はオワコンだと思われている理由がなんとなくわかってきたし、どんどん衰退していくんだなぁという悲しい気持ちになってきた。

 

僕はなんのために大学院に来たのだろうか、日本の将来に絶望しに大学院に来たのだろうか。