鰤切手

旧初めての理系編入。編入から無職まであなたのお供をします。

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情報科に入ってプログラミングに挫折した話

お久しぶりです。

前に男子中学生がなりたいランキング一位に「ITエンジニア・プログラマー」がランクインして一昔にあった「SE,プログラマーはブラック」みたいなイメージがだいぶ払しょくされた印象を受けました。

 

ですけど僕は何も考えずに情報系に行ったら苦しい思いをしました。今日は世間の流れに逆らってプログラミングに挫折した話をします。

 

今回の記事は決してプログラミングを批判する意図はありません。大学入学後、または編入してからプログラミングを始めたいって人向けに本当にそれでいいのかいと問う意図で書きました。

 

目次

 

 

情報系に入ろうとしたきっかけ

高2ぐらいの時に軽音部に入っていました。ですが一回だけやめようって思った時があってやめようとしてたら

「まあこのアーティストでも聞いて考え直してよ」

と顧問に言われました。聞いているうちに「音ってすごいなぁ」と考え始めて大学で音を研究してみたいと思いつきました。高1の時から目指していた筑波大の情報科学類で音の研究ができるのでそこを志望することにしました。

どうせ奇跡が起こって受かるし大丈夫でしょ、と思いながら受けた大学受験の結果は察してください。

 

 

初めての授業でcoutをcountと書いているのに気づかない

というわけで予定通り(?)大学受験は失敗し、滑り止めの大学にいくことに。

情報系=音の研究のイメージしかなかった僕はプログラミングのプの字もありませんでした。初回の授業の環境構築は、手順がしっかり書かれていたのでなんとかクリアしました。しかし、さっそく壁にぶつかります。

C++でHelloworldを出力しなさいというよくある課題がでましたが、コードを書いても書いても書き直してもコンパイルができなくて結局課題を終わらせることができませんでした。

後から友達を呼んでみると

「coutがcountになってるよ」

と言われ、初回の授業から「こんなのも分からないのか俺・・・」と自分に嫌気がさしていました。

 

結局プログラミングは好きになることはなく、ただ嫌いになるだけでした。

以下僕がプログラミング関係でやらかしたこと

・char型をキャラ型と読むと習っていたので「chara」と書いていることに気づかない(エラー文に何か出力されていたけど何かいてあるかわからなかった)

・レポート課題のコンパイルが通らず結果を偽造して書いたことがばれてレポートの点数が10点中1点

・言語がJavaになったらパニックで何も書けず、友人のを丸写ししたことも(オブジェクト指向って何?)

 

編入試験も志望したところがたまたまプログラミングを選択しなくても受験ができるところだったので、プログラミングの知識が0に近くても情報系に編入することができました。(なお、その年の数学物理選択で受かった人間は僕だけでした。)

 

 

3編してもプログラミングがついてくる

持ち前の「なんとななるでしょ」精神でプログラミングも何とかなると信じていたのですがそこは予定調和。

全然わからないし主専攻実験では「君何勉強してきたの?そんなのでプログラミングができると思わないでください。」とTAに言われ実験が終わってから毎回残されることに。

授業も周りのできる友達に課題を見せてもらって(さすがに丸写しする度胸はもうありませんでした。)、ひたすらやりすごす生活を送ってました。

 

バイトでプログラミングのバイトがあってそれにも挑戦したのですが環境構築で詰んで落とされました。

 

 

初めて入った研究室で心が折れかける

時は流れ研究室配属。音の研究ができる研究室を発見できたと思ったら、そこでもプログラミングをすることに・・・。

やり方も分からないのに毎回怒鳴られを毎週のように繰り返し、精神を病み研究室を移ることに

 

以下教授に言われた名言リスト

 

編入生は頭はいい、けど君は例外だ

・プログラムを使っているんじゃなくて使われているだけ

・やることわからないって一から説明しなくちゃいけないの?

・やる気があれば大体何とかできる、君にはやる気がないだけ

・君は絶対ついていけるはずがないから院進はやめろ

 

これよく考えたらアカハラじゃねぇか・・・当時全然アカハラされてるって気持ちはなくって厳しくされているだけなんだなぁとか思っていたので気づかないもんですね・・・。

 

とそんなアカハラ教授とお別れして研究室を移り、特にプログラムを書かずに済む研究室に行きました。MATLABでちょっとした統計をするぐらいで全然苦痛ではありませんでした。苦痛があったと言えばMATLABと向き合ってると教授に怒鳴られた日々がフラッシュバックしたりすることがあったことでしょうか。

ともかく移った研究室の教授が人格者で。特に怒鳴ることもなく何もわからない僕を指導してくれました。さらに院で別の研究室を紹介していただいて、そこへ進学しました。

 

 

院進して「絶対無理」と悟る

と先ほど書いたように院でまた研究室を変えました、そこの教授には「プログラミングができないうえ、それが原因になって研究室を移りました。」とだけ伝えたうえで研究テーマを決めました。

 月は流れホロレンズを研究室が買ったらしく、開発合宿が開催されることに。教授もせっかく機会を設けてくれたわけだし「これでだめだったらプログラミングは絶対やらない」と意を決して参加しました。

 

結果はお察しのとおり環境構築で詰み、何もできないまま開発合宿が終わりました。そして、「誰も幸せにならないし、二度とプログラミングはしない」と決めました。

 

という感じで、情報系に入ったはずなのにプログラミングができないという出来損ないみたいな人間になってしまいました。

 

 

情報科を目指す方々へ

ざっと僕が詰んでしまった所を書き出します。

・環境構築で詰む
・あらかじめ入ってる関数使ったらエラー出されて詰む
コンパイルで詰む
・エラー文読めなくて詰む
・と思ったらcharをcharaを書いてたりして詰む
・プログラムは根気よくやれと言われるがその前にこんな自分が嫌になって詰む

・分からない人に聞こうとしても何が分からなくて詰む
・結局聞かれた人も何を答えていいのか分からなくなりお互い気まずくなって詰む
・結局些細なミスだったりして「そこまでして俺呼ぶ必要あった?」と思われ次回から呼べなくなって詰む
・もう何をやってもダメと思い込んでしまって詰む

 

これらの問題にぶち当たっ手もいいように、相談できる人を見つけてください。

 

何を伝えたかったかというと「今情報系がすごい人気だし、情報系に進むか」という考えで情報系に進むと、最悪僕のような人間になってしまうことがあるということです。

ともあれ、僕のいたところではプログラムガンガン書けるひとがいたし、なんとなく進んで成功する例もあります。まずは自分で本を買って一からやってみて自分に向いているかどうかやってみるといいのではないでしょうか?

ここで同期、先輩、後輩にプログラミングができないんだけどどうすればいいって聞いたときに言われた言葉をここに載せます。

 

・プログラミングはあくまで手段だから自分は何を作りたいかまず考えて、それに合わせて言語を学ぶといい

・まずは真似るところから始める

・環境構築はとても難しいから詳しい人がいる元でやったほうがいい

 

ゲームを作りたい、統計を始めたいっていうのであれば何でもいいと思います。そこで向いてる向いてないを判断するのがいいと思います。

 

2019年12月20日 追記

2年前に書いた記事ですが最近アクセスが集中していまして・・・。こんなに見られるとは思ってもいませんでした。

少し前にオンライン上でプログラミングができることを知りました。今はGoogle Colaboratoryでpythonをやっております。相変わらずエラーに苦しむ日々です・・・。

 

 

著名な方にも言及していただいて光栄です。

 

 

 

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20190520193945

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大学の卒業とこれから

こんにちは、今日エイプリルフールだったのでなんか言おうと思ったんですけど気づいたらこんな時間でした。ブログのタイトルを「初めての自転車編入」にして僕の自転車の紹介記事を書くとかいろいろ考えていたのですが・・・。

 

そういえば編入体験記の続き書いてないのを思い出したので続きを書きます。一応これは冗談の記事ではないです!

なんだかんだもう編入してから二年経過して今回が最終回です。あっという間だったなぁ・・・。

 


 

・筑波で初めてのバイト

バイトを始めたんですけど入ったところがなかなか面白いところでして、職務内容は実験の器材作ったり実験の手伝いをする内容でした。

だったのですが面接で「うちのところ外国人の方がちょっと多いからビビらないでほしい。」と言われてまあ多くて4,5人ぐらいだと思ってたら、まさかの半分以上が外国人でした・・・。仕事教わるときも英語、雑談も英語・・・TOEIC500点台の人間なので現在も理解ができるかできないかギリギリの状態です。

先輩「今日はこの人のサポートしてください。」

僕「(日本人っぽいし日本語でいけるでしょ・・・)こんにちは、よろしくお願いします。」

外国人「Hello!」

先輩「~さんです。」

僕「(アジア系の方でしたかぁぁぁぁぁぁぁ!!)」

ってことが頻繁に起きます、外国の方だと思って声かけたら日本人だったってのもあります。

ともあれ向こうの方も全然発音がうまくなくても一生懸命理解しようとしてくれるし、

聞き直したら何度も教えてくれるし、良い人に恵まれました。

よく「日本人の発音は下手だし、格好つけて発音している人とかやめてほしい。」という意見を見かけますけど、外国人は全然そんなこと考えているとは思いませんでした、恥ずかしがらずに話をしてほしいと思います。

 

・卒業研究に追われる日々

本当に大変でした・・・。実験開始2日前にシステムの構築がうまくいってなかったことが判明して、一日前に教授からOKをもらい実験開始したりなかなかギリギリなことをしてました。ちなみに教授の卒研の提出許可も提出当日の午前一時にもらいました・・。他にも卒研発表の教室に前の研究室の教授がいたりさんざんな目に遭いました

ともあれ移り先の研究室の方や教授や研究室の方のサポートもあってなんとか論文を出すことができました。幸運が巡り巡って来た感じです、編入生の支援しててよかった・・・。

 

・自転車を買う

去年の12月に3台目の自転車を買いました。買ってしまいました。スピード求めるのもいいんですけど筑波って結構道が整備されてないところが多くてマウンテンバイクが欲しくなってしまい買ってしまいました。ロードバイクがもてはやされがちですがマウンテンバイクも楽しいです。

 

とマウンテンだけに山あり谷ありという感じの二年でした。編入体験記もこれでおしまいです、二年間読んでいただいてありがとうございました。

 

・これからについて

一応院進はするので学生生活はまだ続きます。もちろん学生の間は編入の支援は続けていきます。これからはブログに注力をしていく予定です。将来事故ってTwitterが更新できなくなり、質問に答えるのが困難になったとしてもブログというのはずっと残りますし、そっちの方が編入の支援に向いている気が最近してきたので書き残せるものはたくさん書き残していこうと思います。

もちろん、Twitterでの支援は僕が病気になったり、事故を起こさない限り続けます。つまりこれまでと変わりません。

以前にも書きましたが面白い人間になるのが僕の目標なのでこれからも努力していきます。

 

という訳で、編入体験記~院生編~ に続く。

大学に使われるか、大学を使うか

こんばんは、なるべく記事をいっぱい書いていきます。

 

編入試験受けるんだったらゴールをいくつか設定しろと話をしましたが、

「ゴールなんて分かる訳がない、今生きるので精いっぱいだし。」

って人もいるのかなぁと思いました。

 

そんな人たち向けのアドバイスというか、大学決めるときにこんな視点で決めるのもいいのかなぁということも書きます。

 

ずばり「その大学に入ったとして、大学を最大限有効活用できるか」という視点です。

 

極端な話、大学に僕たちが学費を払っている以上、大学がお店で僕たちがお客さんという関係ですよね。

 

不思議なこと大学の利用の頻度によって学費が変化することってないですし、それどころか一部の大学は成績がいいと学費を免除してくれたりします。普通のお店じゃありえないことです。

 

具体的に言えば大学の図書館に行こうが行くまいが、教授に質問しに行こうが行くまいが学費は同じです。

 

ではここで「大学を使う人」がいれば反対の「大学に使われる人」もいますよね、大学に使われる人ってどんな人でしょうか。僕の考えはこれ

 

・授業に出ない(教授が成績をつける手間などが省けるため)

・施設を利用しない(図書館など)

・教授に質問しにいかない(教授の時間を取られないので)

 

授業よりもほかのものに価値見出したならそれでいいと思います。ただお金を払っていることは絶対忘れないでください。

つまり、大学側で考えるとどれだけサービスの内容を変えようが入ってくるお金は一定です。つまり、大学を全然利用しない人ほど大学側にとって(金銭的に)非常にありがたい人になります。もちろん勉強しなくなる学生が増えると評判が悪くなるのでそこはバランスが必要ですが・・・。

 

話を戻して大学を最大限有効活用することって何でしょうか?僕なりの(今の)答えはこれ

 

・社会に出たときに必要とされる人材になるよう、自分の価値を上げること。

 

経済とか全然分からないので付加価値の意味が間違ってたらごめんなさい。

 

その大学でしか学べないことを学ぶのもいいですし、施設を利用するのもいいです。自分なりの社会に必要とされるものって何だろうか考えてみてください。

大学のHPではどの大学もその大学にしかないものを絶対アピールします。それを見て自分はこれなら徹底的に利用する!とかここなら大学に通えそう。とかそういった視点で見てみてはどうでしょうか。

 

以上です。たまには別の視点で物事を見てみましょうという話でした。

 

自分で書いといて図書館とか行ってないし最大限有効活用してないや・・・もっと有効活用します・・・。

編入して4年、改めて編入のメリットとデメリットを考える

こんにちは、どんどん更新していきます。

 

来月で編入してちょうど4年、良いところ悪いところを挙げてみて、皆様の編入を考える(考え直す)きっかけにしてもらうため、今日は4年間の総まとめをします。

 

お品書き

 

 

最初に

僕は編入してよかったと思っています。つまり良かった点にたくさん気がついて、悪い点にはあまり気づきませんでした。この記事の目的は「あくまで編入した後はこういうことがあるから編入するべきか考え(直し)てもらう」ということなのでなるべくメリットデメリットどっちも上げて偏らないよう配慮はしてます。ほかの編入した方の感想なども参考にしてください。合格した人は自分だったらこうしてもっと編入の恩恵受けるなぁみたいなことを考えてください。

 

<知らない人向けに3秒で分かる僕のステータス>

都内の私立大学へ自宅から通学(編入前)→筑波大学の近くで下宿(編入後)→院進決定

 

 

メリット

・行きたかった大学に行けるので何かしら不満があっても納得できる。

どこに行っても必ず不満っていうのはどうしても付きまとうものです、以前いたところでは電車が遅延するだけで自分が住んでいる土地が悪い!と当たり散らかしてましたが、自分が行くって決めたところだったら「自分で行くって決めたところだし、良いところに目を向けよう。」となりました。

 

・使える時間が増えた

大学によりけりなのですべての人が当てはまらないともいますし、また逆もいると思います。

一限がある日は6時起き、片道2時間通学にかけていた人間としては朝8時に起きても一限に間に合うという生活が幸せでした。ただ、自分の身の回りのことは自分でしなくてはならないのでその分で時間は取られるようになりました。ただその分も考えても使える時間は増えたと思います。

 

・院試の知識がすでにある

 編入試験の範囲って意外と院試と範囲が被ったりしてます。編入試験経験したおかげで面接の練習とか別の方向に時間を割くことができました。

 

・大学の人と一緒にいる時間が多くなる

筑波大の大半の学生は一人暮らししてます。一人暮らしをすると友達と夜遅くまで遊んだり、終電気にせずわいわいできます。終電の都合で参加できなくなったサークルの飲み会にも行けるようになりました。

大学の人と話す時間が増えて、僕は人の気持ちを汲み取るのがすごい苦手な人間だと気づきました。それからコミュニケーションを円滑にするにはどうしたらよいのだろうか試行錯誤してます。社会人になるまでに気づいてよかった・・・。

 

・人間関係と環境のリセットができる

「何をやるか」も大事なのですが「誰とやるか」も重要になってきます。

www.lifehacker.jp

 

>75年間におよぶこの研究が明確に示しているポイントは、良い人間関係が私たちの幸福と健康を高めてくれるということです。

人間関係、環境をリセットするという点では編入はいい手段なのではないかと思います。

ただ、今いる大学でも所属する場所(サークル、学科など)を変えられることも頭の中に入れてください。

 

・学部からやりたい研究に取り組める

やりたい研究ができるっていいですよね、大学院からではなく、学部時代から研究に打ち込めます。筑波大だとAREっていう制度があって1年生から研究できる制度もあります。

自分のやりたい研究に早くから打ち込める、これもメリットの一つだと思います。

 

 

デメリット

・超ハイリスクとハイになるか分からないリターン

4年間その道一筋で勉強してきた高専生などの強い人たちと試験を受けます。受かる保証はないです。そして人間関係、環境がリセットできてもそれが自分に合うとは限りません。現に僕は指導教員と相性が合わなくて研究室を変えております。

編入試験に落ちたらそれまでの勉強時間は無駄になります。

 

・単位を余計に取り直さないといけない

前回の記事で書きましたが104単位とったのに、24単位とおさらばしました。授業を余計な時間だと考える人は編入しない方がいいかもしれないです。

 

・金がかかる

入学金、(通うなら)予備校、受験料、交通費、宿代がかかります。

その大金はどう捻出しますか?別の道に使えるとしたらどうしますか?じっくり考えてみるのも悪くないかもしれません。

 

・自分の責任でやることが多くなった

例えば宿舎から引っ越すときの手続き、ガス代の手続き、全部何かトラブルがあれば全部自分の責任です。部屋が散らかっていても注意してくれる人は時々部屋に来てくれる友人だけです。

 

・周りの人たちが優秀で落ち込むことが何度もあった

一緒に編入学してきた友人がみんな優秀で成績も雲の上のような存在みたいな人ばっかりでした。内部にいたひとも頭いいし、課題とかみんなでやってるときに一人だけ置いてけぼりにされて、俺こんなところで勉強する資格なんてあるのかなって落ち込むことが何度もありました。

 

・ごく一部の人に「編入生だから頭いいんでしょ?」ってレッテルを張られる

感じたことを話すと、編入生は超優秀な方ばっかりです。うちの大学では成績が優秀な人は院への推薦枠っていうのをもらえるんですけども、それも編入生がほとんど持っていきました。ということが代々続いているらしく、以前いた研究室で「編入生って頭がいいんだけど、君は例外なんだよなぁ、もっとできるでしょ。」と言われたことがありました。(これよく考えたらアカハラなんじゃねぇの?)

 

・院試を受けるのでまた勉強をするはめになった

結構気づかない人も多いかもしれませんが

 

大学受験

↓(2年後)

編入試験

↓(2年後)

大学院への推薦枠もらえなければ大学院試

 

と2年ごとに勉強する羽目になります、つまり他人よりも勉強にとられる時間が増えます。大学は勉強する場所だし当然といえば当然という声も聞こえてきそうですが・・・。

 

思いつく限りで上げてみました。どうでしょうか。一人暮らしの話と切り分けようか悩んだのですが、メリットは比較的一人暮らしによるものが多かったので切り分けないことにしました。

 

 

単位変換とは? おかげで留年せず卒業できます。

こんにちは、今日も更新します。

 

そういえば単位変換よく聞かれているのに詳しく書いてなかったなぁと気づき、書こうと思います。

 

目次

 

1.単位変換とは?

「2年間(2年次編入なら3年間)で4年分の単位とるのきついだろうし、以前いたところで取った単位をこっちの大学でとったことにしてあげる」ということです。これのおかげで多くの編入生が留年することなく卒業することができます。

 

 

2.どれくらい変換されるか

これだけは一概に言えないです。大学ごと、もっと言えば学科ごとに認定基準があります。ですが必ず上限単位数というものが存在します(これも学科ごとに違う)。

認定基準ですが複数例を挙げると

・授業が同じか教授と一緒に1つ1つシラバスを確認して許可が下りれば認定

・内容が何となく一緒であればOK

・とった単位の種類に関係なく一律で一定数(例えば63とか)の単位を認定

等々あります。

次に上限ですが多くても80ぐらいです。少ないと70切るところもありますのでいっぱいとったのに認定してくれなかった・・・なんてこともあります。

 

 

3.経験談

僕がいる筑波大学情報学群情報科学類は上限数は80単位です。以前いたところでは104単位とりました。

入学式の翌日だか周辺の日に同じ学類の人たちが呼び出され、単位変換のオリエンテーションが開かれて、その時に一個上の編入した先輩に単位変換の相談をできる機会がありました。そこで大体の道筋をつけて、後日クラス担任の教授にOKをもらいに行き、OKがでたら学生課に提出して終わりました。(後日不備があり、呼び出されました。)

単位変換の書類みたいなのを確かもらってそこに書きました。

結局80単位ギリギリまで認めてもらったので24単位と別れを告げました。編入受かったのが決まったらシラバス入手して後期の授業選んでおけばよかったなぁとも思ったりします。

 

以上です、何かわからないことがあればTwitterまで!

 

 

ゴールをどこにするか

こんにちは、暇ができつつあるのでちょくちょく更新していこうと思います。

 

今年編入試験を受ける方は今頃試験勉強をしているところでしょうか、お聞きしたいのですが編入試験を受ける理由ってなんでしょうか?

 

・学歴コンプレックス解消のため

・今いる大学が嫌いだから

・大学受験失敗したから

 

等々いろいろ理由があると思います。個人の意見なのでどの理由がダメだとかはありません。ですが、少し考えてほしいのがそこが人生のゴールでしょうか?

 

「いや、違うわ、先あるわ!」

 

と思った方絶対いると思います。もう少し掘り下げてみましょう。

 

・いい大学に編入して、いいところに就職する

・新しい大学で新生活を楽しむ

・いい大学に入って研究がしたい

 

大体の人は編入してから、あるいは大学卒業したすこし後までの目標は言えます。でも学生生活よりも就職した後のほうがずっと長いです。

 

勉強の休憩しているときとかでいいので自分のゴールはどこかというのをこの時期に考えてみてはどうでしょうか。

 

「いやいや、働いてもいないのにそんなこと考えられるかよ!そんなの就職してから考えるわ!」

 

と思った方が多いかも。でも本当にそれでいいのでしょうか。

 

(僕の記事を含めて)すべて鵜呑みにするのはよくないですがこんなデータがあります。そりゃどっかしら不満持つだろうけどこんなデータがあるよって程度で見ていただければ幸いです。

 

prtimes.jp

だから人生に絶望しろということではなく、今のうちから編入した後の将来を少しずつ考えてみてはどうでしょうか。ではないと就職してから後悔すると思います。

 

「こんな時期からやりたいことなんか分かる訳ないわ!」

 

すごい分かります。僕も分かりません。(えぇ・・・)

 

将来像まったく描けてない僕ですが、僕が日々心掛けてることを聞いてください。

 

・今ここで死んでも後悔しないよう生きていく

・ゴールを複数設定する

 

だって、生きている以上下手すりゃ明日車に突っ込まれて死ぬ可能性はゼロではないですよね。

 

「いや、そんな確率低いこと気にしてられるか!」

 

でも死んでしまったらそこで終わりです、編入試験で今努力している分もすべて無駄になります。だったら毎日後悔しないようにするのがいいのではないでしょうか。

 

と悲観的なことを書きましたが、これを心掛けてから何か決断する時に「これ決断したとして後悔しないかな、どっちが面白いかな」と考えるようになりました。時には失敗して、もしくは向いてないことが分かってショックを受けることもありますけど「俺にはだめなことが分かったからそれでよし!ゲーム楽しいからそれでよし!」と開き直るようになりました。

 

「でも、どう選んでいいか分からない」

 

と思った方もいるのではないでしょうか?参考までにアメリカでは老人の7割が「チャレンジしなかったことに後悔している」というデータがあります。

 

29.人生で後悔していること、、、7割の老人が同じ回答結果に驚愕 | ノウハウツリー

 

これ高校の時に聞いて当時は「へぇ~」ぐらいにしか思っていなかったのですか、最近確かに急に死んだらそうだよなぁと感じるようになりました。まだ22歳なのに。

 

というわけで僕はなんか決断する時はなるべくチャレンジするよう心がけてます。それが就職するときに生きてくるのかなぁと考えてます。僕が思うチャレンジっていうのは「これをすることで"自分"が面白いと言える人生になるか」という基準ですので人によって違うと思います。

 

次にゴールについてです、人間である以上未来に向かって生きていくのでゴールというものを設定してみるといいかもしれません。ゴールっていうと「人を幸せにする!」とか高い理想を掲げますが、いくつか設定するのがいいと思います。もうちょい掘り下げてみましょうか(カッコ内は僕の例)。

 

・短期的なゴール(明日死んでも後悔しないために日々なんでもいいから面白いことをする)

・中期的なゴール(たくさんの人からこいつ面白いなと思われる人になる)

・長期的なゴール(面白い人生で良かったと言える人生にする)

 

の3つに分けてみるといいかもしれません。編入試験を受けるのであればもっと短期的と中期的な間にいくつかゴールを入れてもいいかもしれないです。

 

もしかしたらゴールは違ったなんてこともあるかもしれません。そしたらいくらでも変えて大丈夫です。ゴール達成するのに編入試験受けなくてもよかった、なんてことになってもOKです。さっさと次のゴールに向かって努力しましょう。

 

短期的なチャレンジはハードル激下げにしてます。例えばゲームの戦術変えたとか、今日なんかはブログ書いたとか。

 

勉強であれば丸付けの時に自分に励ましコメントつけるとか。なんなら丸をきれいにつけたとか、いっそ鉛筆をきれいに握るよう心掛けたとかでもいいんじゃないでしょうか。

 

こんな感じで自分のゴールというものを一度考えてみてください。

 

僕もまだどんな職種につきたいとか何も考えてないまま院生になるわけですのでこれからどうなるんでしょうか。とりあえず面白い人生を送るというゴールは変わりはなさそうなのでしばらく様子見です。

 

なんか心境に変化があったら書き直します。

 

この記事ができた経緯→

rikei-hennnyu-1st.hatenablog.com

使っていた編入の参考書と各科目の勉強法

こんにちは、使っていた参考書を教えてください。とよく連絡が来るのでせっかくだしレビューも付け加えてまとめたいと思います。

 

僕が試験で使った科目は数学と物理と英語(TOEIC)の3つ、試験科目で何か被るものがあればぜひ使ってみてください。

 

目次

 

 

まずは期間の設定

どの科目にも言えることですが、期間の設定をします。3つのスパンで考えてください、まず試験までの数か月で何をするか(大きいスパン)、そのためには1か月で何をすればよいか(中くらいのスパン)、そのためには1週間で何をすればよいか(小さいスパン)の3つです。

んでこのスパンは背伸びせず、半分ぐらいの力でできるものを設定してください。全力を出すからこれぐらい行けるっしょっと計画を立てたら絶対失敗します(経験者は語る)。

例として

大スパン:試験前までに参考書を3周する(一周目は全部解き、2、3周目は間違えたところだけ)

中スパン:1ヶ月で1分野終わらせる

小スパン:一週間で10ページ進める

 

僕は試験前までに問題集を2週、(一週目は全部解き、2週目は間違えたところだけ)、でもTOEICのほうが試験日は早いから英語優先気味でやりました。

あとできれば志望理由書も早めに取り掛かるとモチベーションアップにつながりますのでおすすめです。

 

 

数学

数学です、理系なら使う人は多いと思います。僕の編入試験の範囲は微積分、線形代数です。微分方程式複素解析などは入ってません。

参考書は大学で配られたものを使ってました。

 

微分積分学

選んだ理由:大学で配られたから

それ以外ないです。amazonだともう中古しかないみたいですね・・・。良くも悪くも大学の教科書って感じです。必要最低限のことをしっかり書かれてます。微分積分のことに関してはこの参考書を使いました。

 

基礎 線形代数

選んだ理由:大学で配られたから

本当それ以外ないんですって・・・何冊も買ってお金無駄にするよりかは、もともとあるやつをしっかりやったほうが経済的にもいいかなと思って参考書に関してはこの2つで済ませました。著者もこの一冊で知識が全部入るように作っているはずですし。こちらも同じく良くも悪くも大学の教科書って感じです。

 

問題集は買いました。

大学編入試験問題 数学/徹底演習

選んだ理由:本屋にあった唯一の数学の編入の問題集だったから

amazonとか見てると山ほどあるじゃないですか、参考書。結局どれ選んでいいかわからなくて、大学の近くにある本屋さんに行ってみたらこれが置いてあって、構成も

公式(というか定理)→例題→問題(数回ループ)→章末問題

と高校の時使っていた問題集に似ていたのでこれにしました。ただ僕が使っていた第三版では答えが違うところがありましたので気を付けてください。ただ解答もそれなりに詳しかったです。問題の範囲も複素解析微分方程式なども入ってます。

院試でもこの参考書、問題集を使いましたが無事合格しましたので、院試でも通用すると思います。

 

数学の勉強法

もちろん、計画がうまくいかなかったら途中で変更しても大丈夫です。重要なのは挫折しないことです。挫折してしまっては元も子もありません。

 

 

これではなくてもいいのですが細い付箋を分からない問題にはります。細い方がピンポイントに付箋が張れるのでお勧めです。分からない問題にバンバン貼ります。

 

赤:教授に絶対聞く、解答見てもさっぱり不明な問題(教授に聞いたら黄に変更)

緑:解答見たら分かった問題

青:ケアレスミスで間違えた問題

 

 このような感じで色分けして間違えた問題をチェックして二週目にその問題だけ解くというやり方を取りました。

 

分からない問題ですが、大学の教授を捕まえて聞いてました。ただいきなり行くと向こうもびっくりするのであらかじめ連絡を取っておくのがいいと思います。

 

教授は質問は絶対答えてくれる(ではないとアカハラで追放される)ので勇気を出して聞きに行ってください。

 

 

英語(TOEIC

英語です、僕は編入の時はスコア555、院試時は515のへっぽこな成績だったので果たして偉そうに書いていいのか微妙ですが書きます。ここで書くのは昔の傾向の時に使用していたものなので今の新傾向については対応しているかどうか分かりません。院試の時に使いましたが結果の通りです・・・。

 

1駅1題  新TOEIC TEST文法特急

選んだ理由:シンプルな構成、電車の中でも出来そうだったから

この参考書は友人に勧められて買いました。本の小さかったのと1ページ1題とシンプルな構成だったので通学に片道2時間かけていた人間としては非常に使いやすかったのも選んだポイントです。

 

 

1駅1題 新TOEIC TEST読解特急

選んだ理由:電車の中で出来そうだったから

読解に関してはこれ。上の参考書と一緒に買いました。同じくサイズが小さかったので買いました。

小さかったら書き込むスペースなくない?と思われる方もいますが、実際のTOEICは書き込みはNGです。なので書き込まないで解く練習も必要だと思います。

 

 

くもんの中学英文法―中学1‾3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

選んだ理由:中学レベルの知識がない高校生が結構いるという話を聞いて。

高校の時に買った9割受かる勉強法という本に、高校生は中学の知識が抜けている人が結構いるということを読んだのがきっかけです。僕もそうかもしれないなぁと思ってもう一度やり直すことにしました。(案の定間違っている問題が多かったです・・・)

こんなことを以前つぶやいたので貼ります。

 

 

一応先ほどの本のリンクも貼ります。

9割受かる勉強法

選んだ理由:高校時代に成績が上がらなくて困り、現状を打開したかった。

結局打開できず、大学受験は失敗しました(笑)、けど編入で受かったのでこの本は間違っていなかったともあっていたとも言えないです。

 

 

TOEICと筆記はそれぞれ別の能力が求められている

僕も聞いたときにびっくりしたのですが言われてみればなるほど

 

TOEIC:短い時間で問題を大量に解く能力

筆記:時間をかけて問題の意図を正確に読み取る能力

 

ざっくりいうとこんな感じ、なのでTOEICの勉強をしていれば英単語の知識とかは増えていくと思いますが、必要な能力が全然違うのでどっちの勉強(筆記でいうなら過去問を解く、問題集を解く)もした方がいいと思います。

 

 

物理

大学の物理って結構数学に近いところがあります(微分方程式使ったり、積分使ったり、∞がでてきたり)。というので高校の物理とは結構違うので高校の参考書は多少は役に立ちますがすべて網羅することはできませんので大学用の参考書が必要だと思います。

まずは参考書

基礎物理学

選んだ理由:大学で配られたから

またか。はい、またです。難点として大きく、とても重たいのですが、図や写真が多く、情報量がとても多いです。今でも家庭教師のバイトをするときにこの参考書を使ったりしてます。中学生相手に。

 

 次に問題集です。

 選んだ理由:1ページ1題で完結していたため

 多ページにわたって問題や解説が載っているとちょっとうっとおしいじゃないですか、ですがこの問題集はほとんどの問題が1ページに例題、例題の解説、問題(類題)と収まっているので非常に見やすいです。amazonで数ページ読めるので実際に見ていただくとわかります。

 

買ったけど使わなかった問題集

大学1・2年生のためのすぐわかる演習物理

選んだ理由:図がでかかった

買ったはいいのですが、さっき述べたやつが良かったのでこっちは一切解きませんでした。

 

物理の勉強法:できれば公式の導出もできるように

これに追加してできれば公式は丸暗記せず、導出できるようにしてください。具体的にはなぜ球の慣性モーメントが2MR^2/5なのか積分を用いて導出できるように、とか問題集にとか教科書に載っている公式の証明をしておくといいと思います。そうすると記憶への定着もいいし、たまに聞いてくる大学もいるので

 

僕がやったのは小さいノートを買って、そこに公式の証明をひたすら書いてました。

 

 

こんな小さいやつです、んで電車の中とかで開いて頭の中で証明をしてました。公式の証明は教科書にも載ってるし、ぐぐると出てくるのでその辺を参考にするといいと思います。

 

 

 

Q&A

過去のaskに来た質問も含めて解答します。一応リライトもかねて。

 

 

Q.もう少しで試験な訳ですけど思うように点が伸びないストレッスで禿げそう

A.後悔しないよう勉強するしかありません・・・ただ、僕も試験一週間前になってから問題が分かるようになりましたので最後まで何が起こるか分からないです。

 

Q.分からない問題はどうした?

A.大学の教授を捕まえて聞いてました。ただいきなり行くと向こうもびっくりするのであらかじめ連絡を取っておくのがいいと思います。僕は3人ほど捕まえました(笑)

 

Q.英語の和訳についてはどのように取り組んだ?

A.TOEICに限った話ですけど辞書で単語の意味調べてました。それだけです。わかんない単語があったら調べる。すぐ調べる。あとはそれっぽく並び替えて文章和訳の完成です。あとは分からない単語をまとめたメモ帳とか作るといいのではないでしょうか。

 

Q.過去問ってどこから入手できるの?解答はどうしてた?

A.大学によって異なります、HPに載せているもの、大学まで来ないと見せてくれないところいろいろあります。なので直接大学に聞いてみてください。

解答はなかったので自分で作りました、どうしても分からなければ教授に聞きました。あと過去問は一か月前から解きました。

 

以上です。質問、要望がある方はツイッター、askまで。ちょくちょくこの記事は書き直していく予定です。さて、試験勉強に戻りましょう!